学生ローンについて

当サイトでは、主に社会人向けのキャッシングについて説明してきましたが、学生さん向けローン会社もありますので、簡単に説明したいと思います。
「学生ローン」で検索すれば何社か出てきますが、大半は比較サイトですので注意して下さい。
(比較サイトの詳細はこちらをご覧下さい。)

通常、消費者金融では学生だとなかなか借りる事ができない事が多いのですが、学生ローンはその名の通り「学生専門」ですので、学生のみが借りる事ができるめずらしいローン会社です。
日本国内全体でも現在確認されているのは11社ほどです。
中でも新宿区の高田馬場で9社を占めており、学生ローン=高田馬場と、学生さん達の間では意外と知れているローン会社です。

[概要]
学生ローンは普通の消費者金融と同じで、各都道府県知事の「登録」を受けています。
優良店を見極める」でご紹介した、金融庁ホームページでの「登録貸金業者検索」は同じようにできますので、不安な場合はやってみると良いでしょう。

●申し込み資格
20才以上の大学生・短大生・専門学校生・予備校生
未成年者は、一部を除いて対象外となっています。
未成年者との契約は、「取り消し」というリスクがある為、未成年者に融資をするローン会社は珍しいです。
因みに「未成年取り消し」とは、未成年者が親などの法定代理人の承諾を得ないで契約した行為を、取り消す事ができる権利です。
親が婚姻中の場合は、両方の同意が必要となり、どちらか片方が同意しただけの場合は取り消しができます。
ですが、両方の同意を得ることは実務上困難で、同意を得る場合はどちらか一方の同意で可とする事が一般的となっています。
未成年取り消しは若干話が複雑なので、またの機会に詳しく書きたいと思います。

●申し込み方法
学生ローンは規模が小さいので、いわゆる無人契約機での新規申し込みはできません。
店頭で直接契約するか、電話かインターネットで申し込みをします。

<必要書類>
①学生証
②免許証・保険証・住民票
③銀行のキャッシュカード
④公共料金の領収書
店頭申し込みの場合は、①と②の中からいずれか1点でほぼOKです。
電話・インターネット等で店頭以外の申し込みは、③と④も必要となる場合が多いです。

<融資が受けられるまでの日数>
●店頭申し込みの場合は、その場で現金で融資が受けられます。
●振り込みの場合は、当日の銀行送金可能時間であれば即日、午後3痔を過ぎると翌営業日となります。

●返済方法
以前は「元金自由返済」という方法が使われていましたが、現在では「残高スライドリボ」に変更する学生ローンも増えています。
元金自由返済方式は、1ヶ月に一度、利息の入金を最低条件とし、それ以上の返済は利用者が自由に返済できるという方法です。
残高スライドリボルビング方式は、利用残高に応じて最低返済額が決定する返済方式です。
前者は最低返済額を少なく抑える事ができる一方、残高が思うように減らない、月々の返済額が不透明等の問題があり、後者は月々の最低返済額が負担となり、遅延が発生しやすいという問題があります。
改正貸金業法では、5年(60回)以内に完済する月々返済額を提示することを義務付けており、元金自由返済方式は60回以内で完済する事を前提とした範囲内で、場合によっては利息のみの支払いも許可するという意味合いになっています。

●その他
<年収>について
学生さんの場合、本業は学業ですので、法律上の問題はどうなのか?という疑問が生じますが、法律では学生も収入があれば借り入れができるとされています。
アルバイトさえやっていれば、収入の3分の1の範囲内で借り入れができます。

<在宅確認・在籍確認について>
学生ローンでは在宅確認やアルバイト先への在宅確認はほとんどありません。
ただし、状況によって(身分証明書の不備等)本人の了解のもと、行われる場合があります。

<借り入れ可能金額について>
借り入れ可能金額は、様々な条件で一人一人異なりますが、上限は概ね35万円位です。
ただし、35万円はよほど良条件の場合で、平均的には20~25万円位となっています。

<支払日について>
月々の返済日は、希望を伝えればいつでも設定できます。
アルバイトの給料日にあわせると良いでしょう。

<返済方法>
店頭持参・銀行振り込み・現金書留のいずれかです。
引き落としを扱っている学生ローンは、現在のところ確認ができていません。

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